おばあちゃんの知恵(マヨネーズを使い切る。食べ物を無駄にしない)

料理

今は亡き祖母は大正生まれでした。

令和の時代には、知らない人もいるかもしれないので元号と西暦で記載しますと

令和(2019~)→平成(1989~)→昭和(1926~)→大正(1912~)→明治(1868~)→江戸

うん、もう1世紀前。大分前と思うか、そこまで昔じゃないと思うかは生きてきた年数にも寄るのでしょう。第2次世界大戦でなく第一次世界大戦の頃のようです。「はいからさんが通る」の設定が大正とのこと。

2回の大戦を経た祖母は、その時代の人たちがそうであった様に、物を大切にする人でした。
一度しか使ってない物は用途を考えてもう一度使う。
子どもの頃は、廃材の段ボールきれいな包装紙での工作、飴の包みでリボンを作るなど教えて貰いました。

自然の下での遊びもしかり。オシロイバナの種を集めてお粉(ファンデーション)と見立てる、花から色水を作るなどなど。
買って手に入れるのではなく、周囲の物、在る物を使った遊びました。

そして、物を長く大切に丁寧に扱っていました。
定番のお洒落着が決まっており、写真を見たら何年前でも同じ服装で写っている事もありました。

長くなりましたが、本題。

上下ともにスプーンでほじって取る

そんな祖母は「使い切る」がとても上手でした。
チューブタイプのマヨネーズ。絞って出なくなったらゴミ箱へ行きがち。
しかし祖母はチューブを半分に切って、スプーンで中身を出していました。これが結構取れます。カレースプーン3~4杯分くらい。

cook padにジャスミン・ティーさんが上げていました(写真お借りしています)

絞って出なくなったらもう終わりだと思い込んでいた私。
ハサミで切って中身を出した祖母。
この行動の差は、執着というよりも物への敬意や責任感の強さだったのかなと、今は思います。
忘れないでいたい価値観です。

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