素晴らしきAmazon Prime                  ~Prime Videoで世界の文化に触れる(刑事・探偵ドラマ)~                  

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 私の大学時代(20年前)は映画を見たければ、映画館に行く(安くて1000円)、レンタル(新作300円、旧作100円)、図書館、TVのロードショーでといった具合。見れる物は予算も時間(借りに行く手間、即時性がない)も内容も限られていました。無限に広がる豊かな文化は、やはり裕福な人達の物だったのです。

それが今や、、、Amazon prime に入れば月500円、年間4900円。学生なら割引(月額が通常の半分)で恩恵を受けられます。巣ごもり時代にもぴったりですね。

私はAmazon primeは、Prime videoとショッピング送料無料だけの使用ですが、それでも年会費を払う価値があると感じています。

Prime Videoは全てが無料ではありませんが、国内外の新しい映画やドラマもどんどん入るので毎日一本見ても尽きる様子はありません。有料作品でも一般的なレンタル料と同等の400円位でした。

海外の映画、ドキュメンタリー、ドラマが見れるのも魅力です。
ネットに繋がったPCやスマホさえあれば、世界中の作品に触れあえるのです。ひとつのテーマをとっても国が違うと全然扱い方が違うなぁと、自分自身や国を顧みるきっかけにもなります。

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刑事・探偵・法廷物など事件物好きのお勧め海外ドラマ5選

刑事ジョン・ルーサー シーズン5


 ロンドン首都警察が舞台。警官はピッキングが基本?と思う位に気軽に不法侵入をしますが、主人公であるルーサーは刑事としての使命感と高い倫理観も持っています。また、感受性が豊で優しいのに喧嘩も強いという稀有な才能の持ち主(それにより心身の調子を崩しますがね)日本だと法律や制度に縛られて、その中で個人がどう感じるかは二の次になりがちですがにしっかりとフォーカスを当てるのは、やはり個人主義の長い伝統故でしょうか。
 ※身近な人がどんどん死んで行き、描写もやや強めなので心理状態の良い時に。

リッパーストリート シーズン5(完結)


 19世紀のイーストロンドンが舞台。建物や衣装も美しい。 
 当時の文化や歴史を楽しめます。主人公は博識で高潔で賢いリード。彼を取り巻く個性的な同僚も見どころ。現在よりはるかに格差や差別が強くあからさまだった時代にそれぞれが必死に生きようとする姿や戦争が及ぼした影響を考えずにはいられない一作。リードの年の重ね方がほろ苦い。

エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン6(完結)


 言わずと知れた現代のシャーロックホームズアメリカ版。ストーリー中ではシャーロックは元麻薬依存症のNY市警の顧問探偵。ワトソン(女性)は、当初その付き添いでした。飛びぬけた感受性、人並み外れた知性と洞察力を持つ故に他者を必要とせず、社会の中では不適応を起こしてきたシャーロック。ワトソンと事件解決に挑む中でパートナーシップという新たな人間関係を築いていきます。
 舞台がNYという事もあり、現代社会におけるこれからの人間同士の在り方も考えさせられる作品です。

ブル 心を操る天才 シーズン4


 舞台は現代のアメリカ。主人公は裁判科学の専門家ブル。ブルと仲間はクライアントを勝たせるために陪審員たちのデータを分析し、証人や被告の発言や立ち振る舞いをアドバイスして勝利に導きます。
 裁判は陪審員選びから始まるところが面白い。どんな説明方法をとっても理解が得られない人や物事ってありますよね。「万人の心を同じ方向へ動かす事は無理」として、ブルは自分のクライアントの評決に賛同しうる人を選ぶ事から始めるのです。その上で相手を分析して策を組み立てていきます。相棒である弁護士ベニーの人の心を掴むロジックや確信犯的な印象操作も見どころ。社会的な成功者や弁護士は真正直なだけじゃ勝ち残れないよなぁ、と嫌味なく思えます。

 題名だけ見ると「心を操る天才」のブルは、どんな人も自在に操れるように読めます。しかしブルはむしろ人の変えられる面と変えられない面を判別して、出来る処に集中して注力するのです。人の心理に興味がある人も楽しめる一作。

刑事ヴァランダ‐ シーズン4(完結) ←2021年5月現在はPrime Videoから外れていた(涙


 スウェーデンの小都市イースタが舞台。北欧の白い景色と静かに流れる日々が美しい。平凡そうな日常で起こる事件。出口のない陰鬱としたこの雰囲気は何由来であろうか。安易な答えよりも悩める日々を愛せる人には、ほっとする面がある一作。

今回ご紹介したドラマは1話45~50分ですが、刑事ヴァランダーは1話1時間30分と長めで、テンポもゆっくりなのでじっくりお時間ある時に。(Prime Videoへの復活を強く望む)

北欧~アメリカの刑事・探偵ドラマまとめ

 北欧、イギリス方面は全体的に 孤独 家族への複雑な思い 仕事への依存 大衆への違和感 終わりなき人生への倦怠 抑えられない異常性 などネガティブな感情を肯定している気さえします。
対してアメリカ作品は、表向きの味付けはエンターテイメント!なんだけど、実はテーマは同じではと繰り返し見る内に感じ始めております。

 またイギリス系は死人の描写に拘りが強いようで、死因による姿勢や表情の違いなどがそれぞれ細かい。それだけ死が身近な国なのでしょうか。正確さの有無は私には判断が付きませんが、どちらにしても日本育ちの私には新鮮でした。日本での死人の描写というと、八墓村の劇的な場面が頭をよぎってしまいます。

今回は巣ごもり時間に楽しめるお勧めドラマでしたが、ドキュメンタリーも海外作品が多数楽しめます。Amazon primeに入られている方は、Amazon video を観に行って損はないですよ。入っていない方も無料体験から始めてみては。

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